
今回は犬の乳腺腫瘍についてです。
犬の乳は5対10個あります。時々、4対や6対であったり、左右で数が違っていたりする子もいます。乳腺は前足の付け根付近から後足の付け根付近まで幅広く存在しています。
その乳腺にできるできものが乳腺腫瘍です。乳腺腫瘍は乳がんですよね?と聞かれることもありますが、半分が正解です。腫瘍は悪性と良性があります。
乳腺腫瘍といった場合、良性乳腺腫瘍もしくは悪性乳腺腫瘍(いわゆる乳がん)のどちらかです。犬の乳腺腫瘍は半分が良性、半分が悪性と言われています。
腫瘍が大きかったり、形がボコボコしていたり、筋肉にくっついていたりするとガンの可能性が高いかなと考えますが、これは病理検査をしてみないと正確には確定できません。乳ガンの治療は外科手術が基本のため、手術で摘出した乳腺腫瘍を病理検査に出して確定診断します。またレントゲンやリンパ節の検査で明らかな転移を認めないかは調べます。
犬の乳ガンの発生率は避妊手術の時期と関係があることがわかっています。避妊手術をしない子の発生率を1とした場合、避妊手術の時期が初回発情前ならば1/4、2回目の発情前ならば1/2になり、早く避妊手術をすると乳ガンの発生を抑えることができます。
犬の乳にしこりかなと思ったら動物病院への来院をお勧めします。
人でもそうですが、早期発見、早期治療が大切です。